この内容がなかなか良い。
氏がよくラジオでかけているアーティストも取り上げられており、
ルーツを知るにはうってつけの本だと言える。
(ロックとフォークがない、というのもいい。とは言え、チバユウスケとか好きなんだろうけど)
その「ビター・ブラック・ミュージック」の項目に取り上げられていたアーティストの1人が、カーティスメイフィールド。
アルバムとしては、氏もラジオでかけたことのあるスウィートエクソシストを取り上げている。
曰く、「給食の時に校内放送でかけたら美術の先生が飛んできて、怒られるかと思ったら握手を求められた」というカーティスだが、菊地成孔氏の中では「カーティスはビターだけどスウィート。ブラックミュージックがビターとスウィートに分けることができるとしたら、ちょうど真ん中くらいだろう」と定義している。
しかし、確かにこのアルバムはほんといいんだよな。
今このアルバムが新品で1000円で買える辺り、良い時代だなぁと思う。
ジャケットも印象的で何か好きだ。